メッセージとコラム


新元号「令和」は「想像力欠如の結果」か?(2019年4月4日up)

新元号が「令和」と決定され公表されました。「令和」の由来はいろいろ解説されていますが、これを公表した菅官房長官の姿を見て、新元号が一億総活躍社会を目標として掲げる安倍政権の決定したものであることを再認識した人も多かったのではないでしょうか。「令和」公表後に、マスコミに歓迎と祝賀ムードが一斉に広がったことに違和感を抱いた人もいたはずです。安倍政権がこの間一貫して強行し、今も強行しようとしていることは戦争できる国づくりであり、「世界で一番企業が活躍しやすい国」づくりであり、一層の格差拡大と一般国民への犠牲の押し付けです。そうした政権のやってきたことと無関係に新元号を歓迎するマスコミ報道に強い違和感をを抱きます。 新元号「令和」は「想像力欠如」の結果か?(2019年4月4日up)


東日本入国管理センターを参観して

安倍晋三が外国人就労の拡大を表明し、日本に在留する外国人の人権問題に関心が集まっています。茨木県の牛久にある東日本入国管理センターにはオーバーステイとなった外国人を本国送還するまでの間収容しています。小林寿太郎さんが東日本入国管理センターの様子を報告してくれました。全文を読む 東日本入国管理センターを参観して (2018年10月25日up)


商工中金不正融資事件に見る麻生流不法行為のもみ消し方 尾藤憲和

商工中金の不正融資事件が報じられています。商工中金のあり方を考え続けている商工中金懇話会事務局長の尾藤憲和さんからコラムを投稿いただきました。コラムを開く 商工中金不正融資事件に見る麻生流不法行為のもみ消し方(2018年8月31日up)


コラム カジノを容認した統合リゾート(IR)法小林寿太郎

カジノを容認する統合リゾート法が成立しました。コラムを読む カジノを容認した統合リゾート(IR)法小林寿太郎 (2018年8月28日up)

同法については、静岡大学の鳥畑与一教授が、衆議院と参議院で参考人として反対の意見陳述を行っていました。また、鳥畑教授は2017年2月に、日本外国特派員協会(FCCJ)のプレスカンファレンスで統合型リゾートによるカジノ解禁の問題点を報告していました。この報告は、当金融・労働研究ネットワークのサイトにアップしています。日本外国協会(FCCJ)での報告はhttps://finlabor.net/?p=2498


コラム 緊縮財政と「上からの」階級闘争―英国での調査活動から― 合田寛 (2018年6月21日up)

政治経済研究所の合田寛氏は5月に訪英し調査活動を行い、イギリスで緊縮財政に対抗して運動を行っているピープルズ・アッセンブリー(People’s assembly against Austerity=緊縮財政に対抗する市民会議)やタックスヘイブン問題に先進的に取り組んでいるタックス・ジャスティス・ネットワーク(TJN)のジョン・クリステンセン代表と交流しました。そうした交流を通して感じたイギリスの市民運動の状況をコラムで紹介していただきました。現在のイギリス労働党コービン党首を支える市民の取り組み、若者たちの活動が日本の若い人たちの新しい運動とも共通する面があり、はげされます。イギリスでは昨年イングランド銀行で一部の労働者がストライキを行っています。ストライキは銀行の業務全体に大きな影響を及ぼす規模ではありませんでしたが、同行では50年ぶりの出来事でした。このストライキの激励に労働党のコーヒン党首が駆けつけています。また、タックス、ジャスティス、ネットワークのジョン・クリステンセン代表は一昨年に来日してタックス・ヘイブンについて報告をしています。

コラムを開く 緊縮財政と「上からの」階級闘争 合田寛 2018年6月21日up

イングランド銀行ストライキ記事はこちらをクリック。https://finlabor.net/wp-content/plugins/download-monitor/download.php?id=245

一昨年、クリステンセン氏の行った報告の様子はこちらをクリックhttps://finlabor.net/wp-content/plugins/download-monitor/download.php?id=215

関連してタックスジャスティスネットワークジャパンはフエイスブックで活動を紹介しています。https://www.facebook.com/TJN-Japan-タックスジャスティスネットワークジャパン-538016486530192/


コラム 新宿のヘイトスピーチ 小林寿太郎(2018年2月22日up)

1月28日、東京の新宿でヘイトスピーチ・デモとそれに対する抗議行動が行われました。その場に行き合わせた小林寿太郎さんがその状況をレポートするコラムを寄せてくれました。小林さんは「ヘイトスピーチを根絶するためには、すべての人はお互いに平等であることを認め合い、お互いに尊敬しあうことが大切だと思う。また、それを可能にする社会を作ることが必要だと思う」とし「そういう意味でヘイトスピーチを根絶することは金融労働運動とも共通するのではないか」と訴えています。

全文を読む コラム 新宿のヘイトスピーチ(2018年2月22日up)


異次元の金融緩和で庶民の暮らしは?(2017年10月3日up)

日銀の「異次元の金融緩和」はその破綻が明らかになってきましたが、黒田総裁は開き直ってさらに続行しようとしています。三菱銀行OBの稲邑明也さんはニュースレター「多摩川のほとりかで」を発行し様々な問題提起を行っています。そのNo1818で異次元の金融緩和について市民・労働者の側から見た問題点を指摘しています。稲邑さんの了解を得て紹介します。コラムを読む 異次元の金融緩和で庶民の暮らしは?(2017年10月3日up)


多数の抗議に逃げ出したヘイトデモ(2017年9月27日up)

川崎で予定されていたヘイトデモに対して多数の市民が批判の声をあげ、デモが中断を余儀なくされました。当日現地に駆け付けた小林さんがレポートしてくれました。アメリカではNFL(全米フットボールリーグ)で黒人・マイノリティ差別に抗議して国旗掲揚・国歌演奏に膝をついて意思表示した選手を、トランプ大統領が「解雇しろ」とわめきたて逆に他の圧倒的多数の選手やチームのオーナーから大統領への抗議の行動が起こっています。近代市民社会はあらゆる差別を排除する巨大な流れを生み出してきました。日本では小池都知事が関東大震災時に虐殺された多数の朝鮮人への慰霊追悼文を送りませんでした。偽りの厚化粧で「改革」を塗りたくっても地金は隠せないようです。そして、平等・対等な世界を目指す巨大な流れに対してはみすぼらしくみじめなあだ花です。川崎のヘイトデモ同様いずれ逃げ出すのではないでしょうか。コラムを読む 多数市民の抗議に逃げ出したヘイトデモ(2017年9月27日up)


わが故郷富良野と小林多喜二の「不在地主」(2017年6月3日up)

故郷富良野は小林多喜二「不在地主」のモデルとなった磯野農場があり、そこで勃発した小作争議は大きな注目を浴びました。ドラマ「北の国から」とは別の富良野の歴史があります。

コラムを読む わが故郷富良野と小林多喜二の「不在地主」(2017年6月3日up)

関連論文を読む 三重大学人文学部文化学科研究紀要  小林 多喜二「不在地主」の周辺 尾西 康充


コラム三浦綾子「銃口」他感想

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