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金融ビッグバン政策とスルガ銀行不正融資(2018年11月28日up)

「金融ビッグバン政策とスルガ銀行不正融資」を「研究会報告」にアップしました。


金融ビッグバン政策とスルガ銀行不正融資

スルガ銀行の不正融資事件の問題の出発点はどこにあるか。駿河銀行従業員組合は、橋本龍太郎内閣が打ち出した金融ビッグバン政策の中で、1998年にスルガ銀行が大きく営業方針を転換し、地方銀行の果たすべき社会的責任を放棄していることを告発していました。これは同年8月に開催された「第26回銀行労働者夏期講座」の中で、同従業員組合が報告したものです。現場で働く労働者の目からは、明らかに地方銀行の本来の業務を放棄する経営方針の大転換であり、20年後の前代未聞の大規模な不正融資を予見するものでした。この報告は「銀行労働調査時報」98年10月号に掲載されています。その中で、地方銀行協会の「地銀協月報」にも論文を執筆するコンサルタント氏が「某週刊経済誌」に「スルガ銀行個人戦略の凄味」というレポートを執筆しスルガ銀行の方針転換を称賛しているとして、その無責任を批判しています。「調査時報」のレポートではYというコンサルタントが「某週刊経済誌」に執筆したとなっています。さかのぼって調べると「週刊ダイヤモンド」の98年6月13日号に、山本真司氏が「金融ビッグバンを勝ち残るスルガ銀行個人戦略の凄み」を執筆されています。現在、スルガ銀行の不正融資を告発・批判する報道が氾濫していますが、問題の根本には金融行政が率先して推し進めてきた政策と、それを称賛してきた無責任な専門家の暗躍があるのではないかとの疑問が膨らみます。 金融ビッグバン政策とスルガ銀行不正融資(2018年11月28日up)


スルガ銀行不正融資問題 鳥畑教授が「赤旗日曜版」で解説(2018年11月27日up))

「スルガ銀行不正融資問題 鳥畑教授が『赤旗日曜版』で解説」を「研究会報告」にアップしました。


記事紹介 スルガ銀行不正融資 鳥畑教授が赤旗日曜版で解説

スルガ銀行の不正融資事件について、静岡大学の鳥畑与一教授が「しんぶん赤旗日曜版」11月4日の「経済 これって何?」のコーナーで解説しています。鳥畑教授は、多数の被害者が発生したシェアハウス向け融資の背景に、スルガ銀行銀行が1980年代後半以降展開してきた同行の戦略=個人向け融資への集中があったと指摘。スルガ銀行は貸出残高の中、個人ローンの比率が90%(2017年度)、新規貸し出しに占める静岡県内の貸出比率が2015年度で2%、と地方銀行の本来の社会的役割放棄した経営で高収益を上げてきました。金融庁は金融機関に対して「顧客本位の経営」を強調していますが、地方銀行の社会的役割発揮からかけ離れた経営を行ってきた同行を評価さえしてきました。 「赤旗日曜版」鳥畑教授解説記事(2018年11月27日up)


報告レジュメ スルガ銀のビジネスモデル破綻の意味 (2018年11月25日up)

報告レジュメ 「スルガ銀のビジネスモデル破綻の意味」および関連資料(表1~表8)を「研究会報告」にアップしました。


報告レジュメ スルガ銀のビジネスモデル破綻の意味

金融・労働ネットワークでは10月21日に開催した定例研究会で、商工中金の不正融資問題と合わせてスルガ銀行の不正融資問題を議論しました。この研究会で静岡大学の鳥畑与一教授は「スルガ銀のビジネスモデル破綻の意味」について詳細なレジュメと資料を示し、スルガ銀行の不正融資に関する第三者委員会の報告を分析。鳥畑教授はスルガ銀行のビジネスモデルが地域の中小企業融資から離れて、個人向け融資に特化し、カードローン、不動産関連融資、県境を超えた営業展開に走る方向に進んだことが今回の暴走につながったことを指摘。その背景に量的緩和とマイナス金利政策によって地域金融機関の金融仲介機能が発揮できず、本業での収益確保が極めて困難になっていることなどを指摘しました。またそうした状況の下で、地方銀行への海外投資家の投資比率が増大しているなど、地域金融機関経営が国際的に広がっている株価至上主義に左右されることへの実態分析の必要なども指摘しました。 報告レジュメ 「スルガ銀のビジネスモデル破綻の意味」(2018年11月25日up)   表1 スルガ銀行の部門別貸出額と収益不動産貸出   表2 地方銀行の収益の推移 表3 スルガ銀行の収益の推移   表4 スルガ銀行収益の推移と配当金   表5 スルガ銀の新規貸出額推移   表6 役員報酬比較   表7 スルガ銀行の株主構成   表8 スルガ銀のストックオプション制度


報告レジュメ 商工中金問題をどう考えるか(2018年11月24日up)

商工中金懇話会の尾藤憲和氏の研究会報告レジュメ「商工中金問題をどう考えるか」を「研究会報告」にアップしました。


報告レジュメ 商工中金問題をどう考えるか

金融・労働研究ネットワークでは10月21日に定例研究会を開催し商工中金懇話会事務局長の尾藤憲和氏から商工中金の不正融資問題について報告を受け、スルガ銀行の不正融資問題と合わせて議論しました。商工中金の不正事件は社会的・経済的環境の変化等により一時的に業況が悪化した企業を対象とする政策融資=危機対応融資を不正に融資拡大に利用した問題が発覚した事件です。尾藤氏は不正が行われるに至る経過と不正再発防止に向けた取り組みを解説し、問題の根本に政策金融の担い手である商工中金の民営化=株式会社化が進められてきたことがあると指摘。報告受けた議論の中では、民営化を正面から批判して政策金融機関としての機能発揮を目指すべきという意見が出されました。また、株式会社化の完了が先送りになってきたことの背景には、景気の変動=経済環境の悪化への対応があったと同時に、経済環境の悪化に対して政策金融機関としての商工中金を求める中小業者の要請がある点も指摘されました。本来の危機対応融資を逸脱した営業が企業ぐるみで行われた点について、企業内部から告発・是正が行われなかった問題について、権利主張をする労働者を差別・排除する経営が行われてきた結果であることも問題となっていることも指摘されました。  報告レジュメ 商工中金問題をどう考えるか (2018年11月24日up)


東京国際金融センター構想についての研究会報告レジュメをアップ(2018年10月30日up)

「東京国際金融センター構想についての研究会」報告レジュメを「研究会報告」にアップ


東京国際金融センター構想についての研究会報告レジュメをアップ

当金融・労働研究ネットワークでは4月22日に東京金融センター構想についての研究会を開催しています。報告レジュメ「国際金融都市・東京」(合田寛氏 政治経済研究所)、「国際金融センターとしてのロンドンと東京」(高田太久吉氏 金融・労働研究ネットワーク代表)をアップします。

報告レジュメを開く レジュメ「国際金融センターとしてのロンドンと東京」(2018年10月30日up)   レジュメ「国際金融都市・東京」(2018年10月30日up)